HEINRICHSHOF – ハインリッヒスホフ – ワイナリー
ハインリッヒスホフは、豊かな自然と穏やかな気候に恵まれた
モーゼル地方・ツェルティンゲンに位置しています。
代々ワイン造りに携わってきた家族の営みが、この地の静かな葡萄畑に息づいています。


現在ワイナリーを率いるのは、ピーター氏とウルリッヒ氏の兄弟。
ピーター氏は16歳でワイン造りを志し
国内外で経験を重ねたのち、2014年に弟と共に両親の事業を継承しました。
彼らのワインには、先代からの伝統と革新が調和し、家族経営ならではの情熱が注がれています。

畑はモーゼル川中流の急斜面に広がり
スレート岩の土壌がミネラル豊富なリースリングを育てます。
その味わいには、この地の恵みと、兄弟の歩みが静かに、そして力強く宿っています。


葡萄畑について
ハインリッヒスホフワイナリーは
ツェルティンゲン地区にある「Sonnenuhr‐ゾンネンヌーア‐」
「Schlossberg‐シュロスベルク‐」「Himmelreich‐ヒンメルライヒ‐」の畑にまたがる
総面積8.5ヘクタールのブドウ畑を所有しています。
これらはモーゼル地域でも名高い、恵まれた土地です。






リースリング(約60%):ワイナリーの中核をなす品種で
モーゼルらしい優雅な酸味と果実味が特長です。
シュペートブルグンダー(約15%):赤ワイン用品種で
冷涼な気候でもしっかりとした骨格のあるワインを生み出します。
ヴァイスブルグンダー、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン:
少量ながらも、個性豊かな白ワインを造るために植えられています。
ワインは低温でゆっくりと発酵させることで、香りや味わいを繊細に引き出します。
熟成には、伝統的な「Fuder(フーダー)」と呼ばれる大樽と、ステンレス製タンクの両方を使用。さらに、澱と呼ばれる細かな沈殿物と長期間触れ合うことで、複雑さと奥深さが加わります。
2024年には、環境に配慮したブドウ栽培と醸造を実践する証として
「Fair’n Green‐フェアン・グリーン‐」の認証を取得しました。



「Fair’n Green‐フェアン・グリーン‐」について
Fair’n Greenは、持続可能な農業と環境保護を推進する認証システムです。
特にワイン製造において、エコロジカルで社会的責任を果たすプロセスを重視しています。
地球に優しいワイナリー運営を通じて、未来の世代へより豊かな自然を残すことを目指しています。